薬(クスリ)とリスク(副反応、副作用)

新型コロナウィルス感染予防にワクチン接種が進められている。主なものにファイザー製やモデルナ製、アストロゼネカ製などがある。すでに接種を終えた人が多数いるが、副反応がでた人も多くいる。注射部位の痛みや発熱、頭痛、倦怠感、疲労そのほか、アレルギー反応によるアナフィラキシーなどがあげられている。偽ニュースでは、遺伝子が書き換えられるとか、妊娠、出産に影響が出る等がSNSほかに出ている。

今回ワクチン接種でいろいろと副反応が報じられ、リスクを事前に知ることができた。ワクチン接種は、個人の判断によるが、これだけのリスクを考慮しながら多くの人が接種したのは、コロナに対する脅威からではないか。

ワクチンは、1つの薬である。薬の処方にこれだけリスクを考えたことは、少ないのではないか。毎年冬を迎えるにあたり、インフルエンザ予防でワクチン接種をするが、副反応を考えて接種を受けている人は少ないのではないか。

当の私は、インフルエンザワクチン接種で副反応を考えて接収したことはない。また持病で糖尿病や高血圧があるが、これまで医師の指示に従い処方したものを副反応、副作用を考えずに、処方されたものを薬局に行き、薬をもらい受け、服用してきた。

しかし糖尿病では、ある時副作用を聞き、薬局で調べてもらった。私の身体に異常が発生しているのは、薬の影響であることを知った。それで、医師に話をして、その薬を止めてもらうように話した。しかしその医師は、副作用はないと主張し、糖尿病を良くしたいなら、薬を飲むようにと言った。さらに薬局に電話して薬の副作用について、患者に話すなと言った。これでは、話にならないと考え、医師(病院)を変えた。

同じく高血圧の降圧剤でも同じことが発生した。降圧剤ニフェジピンCR錠を処方され、飲んでいたら、足がむくみ、足に力がなくなり、頭が痛くなった。インターネットで副作用について検索したら、私の症状と同じものが出ていた。医師は、薬の副作用は、知っていたが、血圧が高いと脳梗塞になりやすいからと継続して飲むようにと勧められた。しかし私は、飲むのを止めた。その後、脳神経外科の診察を受け、この話をしたら、副作用が出ているなら、服用をやめるのは、正解だと聞いた。その後、降圧剤を勧めた医師の継続した治療をやめた。

これらのことから、私や多くの人は、医師から薬を処方してもらって、副反応、副作用の話を聞かずに服用している場合が多い。

今回ワクチン接種で得た教訓、接種前に副反応を聞き、対応を考えて接種を受ける。

薬は病気を和らげてくれる。しかし、副反応、副作用、これらはリスクである。今後医師から薬を処方されたら、副作用、副反応がないか確認するようにしなければならない。

特定非営利活動法人日本BCM協会